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10年前の今日、私達夫婦に
初めての赤ちゃんが誕生しました。
出産予定日はクリスマス・イヴの12月24日。
体重管理が”要注意”以外は
(妊娠前より+16kg・・・テヘヘ )
特に問題なく順調に10ヶ月突入。
楽観主義の義母の勧めもあって
11月30日、友人の結婚式に出席する為
夫と共に1泊2日で東京へ出発しました。
「こんなに大っきなお腹、見た事ない!(@_@)」
と友人達に驚かれながらも
東京で産気づくこともなく無事帰宅。
けれど、やっぱり臨月の身体には
少し無理があったのかもしれません。
翌日から頻繁にお腹が張るようになりました。
そして、10年前の今日
12月8日に日付が変わってすぐ
破水して目が覚めました。
”いよいよだ・・・”
と思うと、緊張と不安で身体が震えてきました。
義両親や留学先の中国からたまたま帰省していた
義弟に見送られて、夫と共に病院へ。
順調に陣痛がやってきて、10時ちょうど
3124gで長男が生まれました。
立会い分娩など絶対するはずが無いと
思っていた夫は、案の定私の病室で待機。
「生まれましたよ~!!」
と看護師さんが呼びにいくと
・・・・私のベッドで爆睡していたそうです・・・・(ーー;)
長男が2歳8ヶ月の頃 娘が生まれ、
ついつい長男に目が行きにくくなった3歳。
先天性の病を発病しました。
一時は普通に学校へ行くことすら
難しいかもしれない・・・と、目の前が
真っ暗になった時期もありました。
でも、長男はそれを克服して
今ではソフトボールに明け暮れる
町で評判のやんちゃ坊主。
すっかりお兄ちゃんぽくなってきたけど、
それでも下の二人がいない時には
「やった・・お母さんと二人っきりだ~♪」
と私の腕をとって喜ぶところは
超がつく甘えん坊だった名残かな・・?
今日、娘とチビが
お兄ちゃんにあげるんだと
ろうそくが10本立ったケーキの絵を
一生懸命書いていました。
そんな様子を見ていたら
うるうるうる・・・
この10年で私の嬉し涙の数は
増える一方です。
おめでとう。
10歳!
【長男のアルバムから/生後4ヶ月】
◆夢の実現◆
ずっと憧れていたクリスマスのTDR。
でも、我家の仕事はちょうどその時期が一番忙しく
行ける事はないだろうと諦めていました。
それでもダメ元で半年前にミラコスタに予約を入れ、
夫や義両親の理解でとうとう実現することが出来ました。
出発3日前に子供達にTDR旅行を打ち明けてからは
4人で「あと○回寝たら・・」とワクワクしながら
当日を心待ちに。
ホントに あの場所のクリスマスが
もうすぐ見れるんだ・・・・
◆出発◆
いつもなら夜明けと共に出発ですが、
忙しいこの時期は朝の仕事を終えてから。
子供たちは 車が発進した瞬間から
「あと何分でディズニーシー!?」
お~い。(^^;)
でも、私自身も嬉しくて落ち着きません。
だってこうしている間にも
ミラコスタに少しずつ近づいている。。。
湾岸線を降り、シンデレラ城やプロメテウス火山が
見えてきました。
車内のテンションは最高潮。
・・・と、夫。
【←東京ディズニーリゾート】の看板を
見逃して行き過ぎちゃった。。。(@_@;)
Uターンも出来ず、結局20分程ロスして
なんとか無事ミラコスタの玄関へ。
中へ入ると、クリスマスに衣替えをしたロビーが
いつものように私たちを出迎えてくれました。
◆クリスマスのシー◆
1日目はシーへ。
まずは長男希望のタワテラ。
ミッキー広場のインフォメーションボードを見ると、
まだFP(ファストパス/優先搭乗予約券)がある!!
喜び勇んでアメフロへ向かいます。
すると、目の前にあのCMでも有名な
コロンビア号と大きな大きなクリスマスツリーが・・・
とうとうここへ来たんだ・・・。
いつまでもここにいたい私を、長男は渾身の力で
引っ張ってってくれました。(T▽T)
タワテラ前へ到着。
・・・あれ?
FPの時間が書いてない・・・
・・・あれれれ?
キャストさんが発券機をシートで包んでる・・・
嫌な予感いっぱいでキャストさんに
「あの~・・ファストパスはもうないんでしょうか・・?」
「申し訳ありません、たった今全ての発券終了いたしました。」
が~ん・・・
あぁ・・あの時真っ直ぐミラコスタに到着できてたら・・
という思いが脳裏をかすめる。
でも言えない。
ずっと運転してくれた夫に、そんなこと口が裂けても。。。
気を取り直してエレクトリック・レールウェイに乗って
ポートディスカバリーへ。
ここで夫と長男は絶叫系、私と下二人はマッタリ系
と別れ、それぞれ楽しむことに。
休日の今日は、アクアトピアを2回乗るだけで
40~50分かかりました。
ここで夫から電話が入り、2万マイル前で集合。
ホテルにチェックインか2万マイルに乗るかで家族会議。
多数決で2万マイルに並ぶことになりました。
が、この決議が大失敗。
ボードでは30分待ちでしたが、ちょうどミシカ終了直後と
重なったせいか思いの他 列が長く、我家にとっては
未知の世界の”45分待ち”を経験してしまうことに・・
おかげで、チェックイン・レストランのPS(事前予約)
と走り回る羽目になります。。。
◆チェック・イン◆
4時までにチェックインをしないと
4時50分のレストランのPSに間に合わないので
火山の中から大急ぎでミラコスタへ。
なんとか4時ちょうどにフロントの列へ
並びます。ゼェゼェ・・・
待機中のゲストへのサービス、カルピスを
頂いて(♪)10分程でチェックイン手続き終了。
キャストさんのお部屋までのご案内の順番を
待っている余裕もないので、事情をお話して
私達だけでお部屋へ。
本日のお部屋は、いつかは泊まってみたいと
思っていた、通称ピアッツァ・W。
(スーペリアルーム・ピアッツァビュー・Wルーム)
3階のカードキーを頂いた時点で
リドアイル側のお部屋と分かっていたので
ワクワクで向かうと・・・
なんと角部屋でした!
ハーバーの景色とヴェネツィアの景色。
ふたつの窓から異なる景色が望めるこのお部屋は
私が泊まれたらいいな、と心の中で希望していた
お部屋だったのです。
嬉しい。。。
・・・などと余韻に浸る間もなく、レストランの予約時間!!
うわ~ん、もうちょっとここにいた~い!(>_<)
◆セイリングデイ・ブッフェ◆
急ぎ足でアメフロへ向かい、PSの時間4:50
ちょうどに入り口へ到着。ゼェゼェ・・・
2ヶ月ほど前、ヤマザキパンのディズニーキャンペーン
に当選し、パスポート等の他にここセイリングデイ・
ブッフェのお食事券を頂いていた私。
今回はそのお食事券を利用してのディナーです♪
さてさて、初めて利用したこのレストラン。
スープもメインもデザートも
何を食べても美味しくて、大満足でした♪
特に北京ダック。
あまりお会いする機会もないので
1人で6人前も平らげちゃいました~(*^。^*)テヘッ
デザートも・・・ ↓これ私1人分(*^。^*)テヘテヘッ
この他にキャラメル&バニラのソフトクリームもあり
お腹一杯頂きました♪
ヤマザキさん、ありがとうございましたっ!
◆夢実り、夢破るる◆
お腹が満たされると、元気も満たされるんですね。
ここでまた、チーム再編成です。
ワゴンゲームをしたい下二人&夫と
絶叫系とフォートレスへ行きたい長男のお供に私。
じゃあね~♪と別れ、ふと前を見ると・・・・
\(◎o◎)/!
さ、最終のBBB(ビッグバンドビート)に
まだ並べちゃうっ!!
このクリスマスバージョンのBBBを観る事が
今回の私の旅の一番の目的だったのです。
でも混雑日のうえ、ショー嫌いの夫の手前
今日は無理だろうと諦めていたのでした。
「これ、すっごく面白いみたいだよ~」
と長男を洗脳し、開演30分前のBBBの待ち列に
並ぶことに成功。う、嬉しい・・・
席は2階の一番前。
開演のスポットライト・・・
雪の舞うシーン・・・
ラストのミッキーたちからの「メリークリスマス!」・・・
何度泣きそうになったことでしょう。
やっぱり観て良かった・・・
長男も「今度は1階の前の方で観たい!」
と気に入った様子でした。
次は長男のリクエストのフォートレス探検。
あっちへこっちへ嬉しくて歩き回る長男。
フォートレスに初めて入った私も
興味津々でついてゆきました。
色んな仕掛けがあって、コリャ面白い・・・
・・・と。
これもこの旅で観たかった『キャンドルライト・リフレクション』
が始まるというアナウンス。
私 「ねぇねぇ、これからショーがあるよ~」
長男 「え~だってセンター・オブ・ジ・アースの
FPの時間だよ!」
私 「そ、そうだったね・・・(;へ:)」
後ろ髪を引かれながら、火山の中へ・・・
遠く、キャンリフのミュージックが風に乗って聞こえてきます。
こうなったら、センターで落ちながら観てやるぅ!
と目を皿にして頑張りましたが、
あの一瞬では観れる筈もなく・・・(涙)
センターの後、すぐにタワテラに移動。
まだキャンリフ観賞のゲストが動く前だったおかげか
25分待ちで乗ることが出来ました♪
シーは間もなく閉園の時間を迎えます。
お部屋へ戻る途中、ちょうど私達の部屋が見えました。
・・娘とチビくんのはしゃぎっぷり丸見え・・・(^^;)オ~イ
そして。
皆が寝静まってから、そっとベッドを抜け出し
憧れていたお部屋からの眺めを満喫したのでした。
◆ハプニング◆
今日はランドに突入する日です。
クリスマスに彩られているリゾートラインや
ゲート前の広場を楽しみながら
開園30分前のゲートに並びます。
開園してワールドバザールへ入ると
大きなツリーがどど~ん!と目の前に。きれ~い・・・
朝の内にと人気アトラクションに次々と乗り、
10時を過ぎた頃には、どこも随分混んできました。
ここで子供たち3人の希望だったトムソーヤ島へ。
混雑のパークとは別世界ののんびりとした空間で、
子供達はあっちへこっちへ走り回ってとっても楽しそう。
さて、私にはここトムソーヤ島でしなければならない
大切な目的がありました。
それは・・・
あるサイトで、ある方が紹介して下さっていた
『クリームチーズ・プレッツェル』というパンを食べる事~♡
早速ふたつ購入して、子供達とパクッ。
う、う、うんまいっっ!!\(◎o◎)/!
表面はカリカリで、中はモッチモチ。
そこにたっぷりのとろ~りクリームチーズが。
まだ暖かいうちに食べたのが、
美味しさを一層引き立てます。
これ、本当にお薦めです!
トムソーヤ島を満喫して下船すると、
ちょうどランチショーの時間です。
前回連れてこられなかった長男には
これが初めてのランチショー。
美味しいランチを頂きながら、ミッキーや
スティッチたちと楽しく写真撮影をしました。
今日のミッキーはいつもにも増して
なんだかとってもフレンドリー。
場に馴染めずイスに座っていた夫の腕をとって
”一緒に写ろうよ!”のジェスチャー。
キャラクターに興味ゼロの夫ですが子供の手前
嫌とも言えず、なんとミッキーと肩を組んで
写真に写りました!(*≧m≦*)ププッ!
残るキャラクターはリロだけ・・というその時。
「ママ・・・お腹痛い・・・」
娘がイスの上でうずくまっています。
いつものおトイレ前の腹痛かな?と思っていたら
「ママ・・おトイレ一緒に来て、早く・・!(>_<)」
な、なにごとっ!?
と慌てて娘を抱きかかえトイレへ直行。
娘はうずくまったまま、嘔吐。。。
10分ほど様子を見て
落ち着いたようなので席に戻りました。
まだ放心状態の娘ですが、
リロがやってくるとようやく笑顔に。
でもさすがにステージで踊る気分には
なれないようで、席に座ってお兄ちゃん達の
ハッスルダンスを眺めていました。
娘がこの状態ではパークで遊ぶのも無理そうです。
少し早いけど、ホテルへ戻ろう。
チビのベビーカーに娘を乗せて、
5人でゆっくりミラコスタへ帰りました。
◆お部屋替え◆
2時半、サローネへ到着。
すぐに新しいお部屋へ案内して頂けました。
今日のお部屋はハーバールーム・ハーバービュー。
連日キャンセル拾いの電話をして、
6日前ようやく予約が出来たお部屋です。
このお部屋は3階と5階に喫煙部屋が
ありますが 私達は5階でした。
2年前、初めてミラコスタに宿泊したお部屋が
このハーバールームのお隣でした。
カーテンを開けると、あの時と同じ景色。
嬉しさと懐かしさで胸が一杯になりました。
そして、テーブルにはホテルからの
プレゼントの花籠が。
この花籠、ミッキーの形をしています。可愛い♪
ここで全員でお昼寝タイム!
Zzz・・・・
1時間半後。
ぐっすり眠って、みんなすっかり元気いっぱい♪
娘の体調不良も、寝不足と疲労のせいだったのか
その後何事もなかったかのように元気になりました。
よかった・・
◆ランドの夜◆
再度ランドへ向かって出発~!(^o^)/
クリスマスの点灯式、トゥインクルを観たかったけれど
4対1でジャングルクルーズへ・・(泣)
案内役のキャストのお兄さんが とっても面白くて
混んでなかったら一緒に記念撮影したかったくらいでした。
その後は、これも今回楽しみにしていたカリブの海賊。
リニューアルして初めての搭乗です。
予想外の仕掛けがあったし、ジャックもかっこよくて最高でした!
7時を過ぎて空いてきたので、もう一度乗りたかったバズへ。
スタンバイ実質10分で乗れました♪
その後夫と長男はそのままランドに残り、
ちびっ子チームと私はお買い物をしてらんどを後にしました。
◆サローネ◆
一度はお部屋へ入ったものの、
いつも行けずに終わっているサローネに行きたい・・・
お昼寝のおかげか、まだ子供たちも元気なので
3人でレッツゴー!!
甘くて美味しいイル・マニーフィコというカクテルを飲んで
調子に乗ってもう1杯頂いたら(カクテルの名前忘れました・・)
ニヤけっぱなしの酔っ払いになっちゃいました~(^^;)
子供達は、フィガロ&クレオというノンアルコールの
カクテルが気に入って おかわりしてました。
◆最後の夜◆
ハーバールームに泊まったら
してみたかった事があったのです。
それは・・トランドルベッドを窓際まで移動して、
ハーバーを眺めながら眠りにつきたい。。。
うふふ・・・やっちゃいました♪
予想通り、夜景の美しさになかなか寝付けず
寝不足になってしまいましたが―
幸せな夜でした☆
◆まったりシーへ◆
今日は9時開園のシーへ行く予定だったので
ルームサービスでのんびり朝食を頂くことが出来ました。
このルームサービスの朝食、
オムレツが美味しくてパンが美味しくて大好きです♪
ミラコスタ宿泊者は開園15分前にパークへ入れるので
荷物を預け お部屋にさよならをして
8時40分、ミラコゲートへ並びました。
ゲートが開き、列が動き始めた途端
夫「あ・・・荷物預かりの控え、ベッドの上に置いて来た・・」
・・・・・( ̄□ ̄;)!!
ま、またですか・・・確か去年も・・・・
でも今回は気づくのが早かったので
ゲートをくぐる直前で、夫帰還。 よ、よかった・・・(;へ:)
そのままアメフロ方向へ向かい
タワテラFPに夫とチビが、
スタンバイに 私と長男と・・・ななんと娘も初挑戦!
待ちナシであっという間に落ちた3人。
娘「・・・もう乗らない。コリゴリ・・・」
そうか それならと、最初で最後の3ショットの
記念写真を購入。
娘、恐ろしいくらいの無表情・・・(*≧m≦*)
空いてるパークで、FPの時間まで
思い思いのアトラクを楽しんで再度タワテラ前集合。
夫と娘が 笑顔でバイバイしてる。
長男とチビが 笑顔でタワテラ入り口へ向かってる。
・・・え?
チ、チビも乗るんですかぁぁぁ!? (@_@;)
娘に続き、制限身長ギリギリのチビもタワテラ初挑戦です。
エレベーターが動き出す前では全然平気だったチビ。
けれど真っ暗になってグワ~ンと上に上がった途端
「ママ・・!!!!」
記念写真には、満面笑顔の私と長男に挟まれて
泣き出す寸前のチビくんが。これも購入♪
チビ「怖かった~!もうコリコリ!!」
その後、5人で開演35分前のBBBに並び
前から5列目で観賞できました♪
ステージから近いとやはり臨場感が違います。
またまた感動してうるうる・・
続いて 2日前あんなに並んだ2万マイルに
続けて3回待ちナシで乗り、
シンドバッドに揺られてそろそろ時間です。
最後にポルトフィーノでランチ。
クリスマススペシャルセット、
と~っても美味しかったです♪
お腹も心も満腹になって
ミシカの音楽を聴きながら、シーを後にしました。
初めてのクリスマスイン。
本当に夢のように綺麗でした。
幸せと元気をたくさんもらって帰って来れました。
ありがとう、TDR。ありがとう、ミラコスタ。
今度はいつ行けるかな。。。
関西からいらしたご夫妻。
急遽我家で日帰り休憩されることになりました。
お部屋から内線が入り、
お昼に出前のお寿司を頼まれたいとの事。
私、いそいそとお部屋へお伺いしました。
「握り?ちらし?」
「ちらしがいいかな・・特上?」
「う~ん、上でいいんじゃない?どうする?」
お決まりになるまで
入り口に正座して意味もなく
にこにこと頷きながら待っていた私。
ようやく『ちらしの上』に意見がまとまり
ご夫妻はお風呂へ行かれるご様子。
と・・・
立ち上がった旦那様、
背がとても高い事に気がつきました。
その旦那様をしげしげと眺めながら、私。
「・・・あの~ お客様は特上でいらっしゃいますね・・?」
へっ・・?という表情を見て、気がつきました。
「\(◎o◎)/!
し、失礼いたしましたっ!!
特大の浴衣の方がよろしいですよね(滝汗)」
お二人、爆笑。。。
でもここは、さすが関西の方。
「いや~私なんて並の人間でございますよ♪」
と さらりとかわして下さいました。
大変大変 失礼いたしました・・・ m(__)m
娘が学校の図書室から借りてきた絵本。
『くまどんときつねどん』
発刊から2~30年は過ぎているであろう
と思われる、その古ぼけた絵本は
予想を反して我家の子供達の心を
すっかり捉えてしまったのです。
内容は・・
『ある日畑を耕しているくまどんのところに
きつねどんがやってきてこう言います。
”一緒にこの種を植えて育てよう”
けれどずる賢いきつねどんは
足が痛い、胸が苦しいと騒いでは
畑仕事をまるで手伝わない。
その度にくまどんは
”僕がやるから休んでいなよ”
と言って、ひとりで頑張ります。
”くまどんばかり働いて悪いから
実がなったら土より上はくまどんのもの
土より下は僕のものにしよう”
そうして出来た野菜は大根。
くまどんに大根の葉っぱだけをあげて
きつねどんは大根の身を全て持ち帰ってしまう。
またある日。
”こないだは悪かった。
今度はくまどんが土の下でいいから
また一緒に育てよう”
気のいいくまどんは、快くうなずく。
出来た野菜はかぼちゃ。
土の上のかぼちゃは全部きつねどんが。
くまどんは一生懸命土を掘ってみたけど
出てくるのは根っこばかり・・・
やがて春が来て
くまどんが畑で何かの種を植えていた。
それを見たきつねどん。
”また一緒に育てよう♪”
けれどくまどんは
”いいや、1人で大丈夫”
きつねどんは、
ちぇっ、とうとう悪巧みがバレちゃったか・・と舌打ち。
ある日。
かぼちゃパイを頬張っていた
きつねどんの家にくまどんが訪ねてくる。
扉を開けると・・・
目の前には大きな大きな
チューリップの花束が。
”お誕生日おめでとう きつねどん”
くまどんは、この日のために
チューリップを大切に育てていたのです。
その花束を見ているうちに
きつねどんの目からポロポロと涙が。
その日から くまどんときつねどんは
いつも一緒に畑仕事をする大の仲良しになりました― 』
最近自己主張が強くなり、暇さえあれば
ケンカばかりの我家の3人には
「どうして くまどんは
きつねどんを怒らないんだろう・・?」
と不思議に映ったようでした。
けれど何度も読み聞かせているうちに
くまどんの優しい、広い心に気がついたようです。
最近はケンカを始めた時に
「くまどんみたいになって欲しいな~・・」
とつぶやくと効果絶大(笑)
ハッとして、自分の言動を
振り返っているのが分かります。
でも
誰より一番くまどんに
なりたいと思っているのは
・・・私かもしれません。