日々の何気ない一コマ一コマはキラキラ輝いた光の雫。
そんな雫たちを綴ってゆきます♪
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娘が学校の図書室から借りてきた絵本。
『くまどんときつねどん』
発刊から2~30年は過ぎているであろう
と思われる、その古ぼけた絵本は
予想を反して我家の子供達の心を
すっかり捉えてしまったのです。
内容は・・
『ある日畑を耕しているくまどんのところに
きつねどんがやってきてこう言います。
”一緒にこの種を植えて育てよう”
けれどずる賢いきつねどんは
足が痛い、胸が苦しいと騒いでは
畑仕事をまるで手伝わない。
その度にくまどんは
”僕がやるから休んでいなよ”
と言って、ひとりで頑張ります。
”くまどんばかり働いて悪いから
実がなったら土より上はくまどんのもの
土より下は僕のものにしよう”
そうして出来た野菜は大根。
くまどんに大根の葉っぱだけをあげて
きつねどんは大根の身を全て持ち帰ってしまう。
またある日。
”こないだは悪かった。
今度はくまどんが土の下でいいから
また一緒に育てよう”
気のいいくまどんは、快くうなずく。
出来た野菜はかぼちゃ。
土の上のかぼちゃは全部きつねどんが。
くまどんは一生懸命土を掘ってみたけど
出てくるのは根っこばかり・・・
やがて春が来て
くまどんが畑で何かの種を植えていた。
それを見たきつねどん。
”また一緒に育てよう♪”
けれどくまどんは
”いいや、1人で大丈夫”
きつねどんは、
ちぇっ、とうとう悪巧みがバレちゃったか・・と舌打ち。
ある日。
かぼちゃパイを頬張っていた
きつねどんの家にくまどんが訪ねてくる。
扉を開けると・・・
目の前には大きな大きな
チューリップの花束が。
”お誕生日おめでとう きつねどん”
くまどんは、この日のために
チューリップを大切に育てていたのです。
その花束を見ているうちに
きつねどんの目からポロポロと涙が。
その日から くまどんときつねどんは
いつも一緒に畑仕事をする大の仲良しになりました― 』
最近自己主張が強くなり、暇さえあれば
ケンカばかりの我家の3人には
「どうして くまどんは
きつねどんを怒らないんだろう・・?」
と不思議に映ったようでした。
けれど何度も読み聞かせているうちに
くまどんの優しい、広い心に気がついたようです。
最近はケンカを始めた時に
「くまどんみたいになって欲しいな~・・」
とつぶやくと効果絶大(笑)
ハッとして、自分の言動を
振り返っているのが分かります。
でも
誰より一番くまどんに
なりたいと思っているのは
・・・私かもしれません。
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