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先日、迷いに迷ったまま日記を終えた白いスーツ。
この度 無事我家へやってきてくれました♪
たかが『スーツの購入』でしたが、
ここへ辿り着くまでかなり長い道程がありました。
私としては記念に書き留めておきたくなるほどの
ハプニングの連続だったのです。
で、ここから先は、多分私以外の方には
あまり面白くありません・・・
時間と心に余裕がありすぎる方だけ
ご一緒していただければと思います。 m(__)m
【第1章 押された背中】
3月15日―
あれから何軒のお店を見て廻っただろう。
20軒・・30軒くらい?
時には隣の市まで車を走らせて(もらった)。
でも、やっぱりあれを越えるスーツはありませんでした。
デザインは似ていても、素材が・・・シルエットが・・・
これは今年は諦めなさいっていう事なのかな。
と思い始めた時です。
ある友人から「買っちゃえ~!」メール。
あまりのナイスタイミングに嬉しくなった
私の心はあっさり決まりました。
【第2章 こじれた糸電話】
3月16日―
日曜は仕事の都合で遠くまで出かけられないので
お店が入っている百貨店へ電話をする事に。
総合案内の美しい声のお姉さん、1コールで登場。
「2階の J というテナントさんに回して頂きたいのですが・・」
「承知いたしました♪」 (待つこと15秒)
「お電話変わりました。
2階ティーンズコーナーでございます♪」
・・へっ!?ティーンズコーナー?(@_@;)
いささか動揺しつつも、
「あ、あの~ J というテナントさんに繋いで頂けますか?」
「承知いたしました♪」 (待つこと15秒)
「お待たせいたしました。 J の××でございます♪」
「あ、すみません。御社の、これこれしかじかのスーツの
お取り寄せをお願いしたいのですが・・・」
「これこれしかじかですか・・・
えっと、少々お待ち頂けますか?」 (待つこと3分)
「大変お待たせ致しました。
あのぉ・・・大変申し上げにくいのですが、こちらでは
そのようなデザインのスーツは扱っておりませんが・・」
「えっ・・・(@_@) 」
(ここで必死でスーツの飾ってあった様子を解説すること5分)
「分かりました。あそこに展示されていたスーツですね。
ではどこのブランドの物か探して、担当から折り返し
お電話させるように致しますね♪」
「あ・・・あじがとうごじゃいます・・(;へ:)」
感謝いっぱいで電話を切って、よくよく考えてみると
J は、そのスーツをみつける前に覗いたお店でした。。。
ごめんなさい~~~ m(__)m
【第3章 玉砕】
それから1時間後―
待っていた電話が鳴りました。
「恐れ入ります。 A の××と申しますが
もぶ様はいらっしゃいますか?」
「は、はい!もぶは私です!!
すみません、私間違えてたみたいで・・・」
「あ・・・間違い・・・」
「ええ、本当に失礼しました」
「いえ♪・・・では、失礼致します♪」
ガチャ・・ツーツー・・・
え・・・・・き、切られた・・・・? ( ̄□ ̄;)!!
違う、違うのよ~!
この電話は間違いじゃなかったんだよ~(ToT)/~~~
この後、もう一度百貨店の代表ダイヤルに電話する
勇気を振り絞るまで、約1時間悶々とすることに。
・・・しかもブランド名の A が思い出せない・・・
【第4章 不死鳥の如く】
やっぱりご縁がなかったのだろうか・・・
すっかり弱気になった私。
でもここで諦めたら、あのスーツは手に入らないのよ!
がんばるのよ、もぶ!!
勇気を振り絞り、受話器をとりました。
今回も1コールで綺麗な声のお姉さん。
「えっと・・・2階のティーンズコーナーへ回して下さい。」
「はい♪ 2階のティーンズコーナーですね♪」
(待つこと15秒)
「お待たせ致しました・・・」 (あ、さっきと同じ人だ!)
「あ、あの~実は先程もお電話した者ですが
ア・・・ア・・・」
「A でございますか?」
「そ、そうですっ! A へお願いします!!(ハァハァ・・)」
「承知いたしました♪」 (待つこと1分)
「お待たせ致しました。 A の××でございます。」
ここでようやくスーツの照合・取寄せ依頼を
する事が出来、在庫の有無を今日中に
連絡して下さるということになりました。
な、長かった・・・・・(;へ:)
【第5章 ラストスパート】
なかなか電話は来ませんでした。
夜の仕事も終わり、子供達とお風呂に入っている間に
ようやく来たその電話に出たのは、夫。。。
お風呂を上がって部屋へ行こうとすると、夫が
「今 A ってとこから電話あったぞ。
在庫今のところまだないから、明日また連絡しますって。」
「ありがと!」
明日には在庫が分かるのね・・・♪
でもここまでくると、
もうあってもなくてもどっちでもいい気さえしてきました。
その位、全力で闘い終わった後の
スポーツマンのような爽快感があったのです。
【第6章 実はじぇんじぇんラストじゃなかった】
3月18日―
来ない・・・・
昨日かかってくるはずの電話が、まだ来ない。
この百貨店のお得意様(?)である義母に相談すると
「電話してみな!」とひと言。
もうお聞きすることもないと思っていた声綺麗のお姉さん。
今日も見事に1コール。プロだなぁ~
さぁ、今日の私は違うわよっ。
ティーンズコーナーなんて言わないんだもん!
「2階 A お願いします。(きっぱり!)」
A に繋いで頂くと、あいにく××さんはお休みでした。
たまたま電話口に出られた△△さんに
事と次第を説明すると
「大ッ変申し訳ございませんでした!!」
と、こちらが恐縮するくらいの平身低頭平謝り。
取り急ぎ在庫の有無だけ折り返しご連絡下さることに。
15分後。
東京に在庫発見、明日発送とのこと。
良かった~!!
・・しかし。
こんなに早く在庫って判るものだったの・・・?(゜o゜)
この辺りから、私、段々疲れてきました。。。
【第7章 怒りの襲来】
3月19日―
またしても入浴中の電話でした。
受話器をとったのは義母。相手は A の××さんでした。
商品が入荷されたというお知らせの後、
徐々に風向きが変わってきたそうです。
××さん曰く、
「私は男性の方に(←夫)2~3日の内に
ご連絡しますと申し上げたはずです。」
その後怒りがこみ上げてきたのか、××さんの口調は
ますます強くなり、よりによって義母に向かって
「もぶ様へかなっらずお伝え下さい。
失礼ですが、お名前をお伺いしても宜しいですか?」
と、言い放ったそうです・・・・ (@_@)
接客業のプロである女将・・
義母は、電話口でこそ静かに対応したようですが
お風呂を終えた私にくどくどくどくど・・・
「しかし○○百貨店も落ちぶれたわね~
若い人向けのテナントの店員さんて、あんななの!?」
終いには
「もぶさん、(○○百貨店の)外商のWさんに”家までスーツ
持って来て”って頼んであげるから、あんな店員さんの
いるところにわざわざ出かけて行かなくてもいいわよっ」
げげ~(@_@;)
どどどうしよう~~~大ごとになってきたよぉ~
元はといえば 夫か私の聞き違いから××さんに
ご迷惑をかけたのだろうし、あんまり角が立つことは
したくないなぁ・・・
でも、確かに××さんに会いづらい・・・
ああ~もう困ったよぉ!!!!
【案ずるより】
3月24日―
忙しい週末を終え、義母の説得も終えて
○○百貨店へやってきました。
もう一度試着もしたかったし、やはりきちんと
××さんにも謝りたい。
ところが、××さんは今日もお休みでした。
代わりにいらしたのが、平謝りをして下さった△△さん。
私があの時の電話の相手と知ると、
またしても「申し訳ございませんでした~!」の嵐。
こちらにも行き違いがあったこと、
××さんに呉々もよろしくお伝え願いたいということを
必死にお話して、お互いようやく安堵の笑顔になりました。
良かった・・・・
さて、試着したスーツ。
私の頭の中で記憶していたよりもずっとシンプルで、
”あれ・・・?(^^;) ” というのが正直な感想でしたが
長く着るにはちょうど良い!と満足して無事購入しました。
長い長い
White Suit 物語(ノンフィクション)でした。
【おまけ】
A のお店に辿り着く手前に
例の J のテナントがありました。
と、誰かが私に”おいでおいで♪”と手招きしてる。
??? と思いながらもそちらへ吸い寄せられて行くと―
こないだ一目惚れした、半袖ニットのアンサンブルちゃん!!
可愛いからすぐ売れちゃうだろうと思っていたのに
私のこと、待っててくれたのね~(;へ:)
・・・・衝動買いしました・・・・
けれど車で待っている夫に、ようやく許可を頂いたスーツを
買いに来ての衝動買いがバレルのは、さすがに気まずい。。。
A の△△さんにわがままを言って、Jさんの商品をバッグごと
大きな手提げに入れて頂きました。m(__)m
車内で娘が「ママ、何買ってきたの~♪」
と、興味深々で手提げを開けようとするのを
「う、家に帰ってから~~~~!!」
と阻止するのが大変でした・・・
スーツのほとぼりが冷めたころ、
さり気な~くアンサンブルを着始めようと思います♪
皆さんも、春物たちの誘惑にはご注意下さいね!
(*^。^*)