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この春
弟の下の子供達が中学生になります。
子供達・・・そう、双子なんです。
このままお腹にいてもこれ以上成長しないと
8ヶ月に入ってすぐ
帝王切開で生まれた二人。
男の子は1100g
女の子は・・・
890gしかありませんでした。
しかも女の子の方は、
まだ肺が完成していなかった為
酸素吸入装置を24時間外せない状態でした。
「一生酸素ボンベを背負って生きていくことになる」
とのお医者様の言葉に
家族全員、絶望で涙した日々もありました。
病院を替え適切な治療のおかげで
肺は健常者と同じまで成長し、
今では
「中学ではソフト部に入るの!」
と張り切るほど元気になりました。
彼らが生まれた頃は
まだ独身で
実家でひとつ屋根の下に住んでいた私。
おむつを替えたり
お風呂に入れたりと
『お母さんごっこ』を楽しませてもらったっけ・・・
いつもなら
入学祝は欲しい物を聞いて
買って来て渡してしまうのだけれど、
春休みでも
平日はお留守番ばかりと聞いて
今回は二人を連れて
欲しい物を選んでもらうことにしました。
二人が欲しかったのは
スポーツブランドのエナメルバッグ。
今はこういうのが流行っているのね~
私達に
ほんのちょっと気を使いながらも
二人でああでもない、こうでもないと言いながら
色違いのバッグを選びました。
レジで支払いを済ませて
「はい♪入学おめでとう!」と品物を手渡すと
「ありがとうございます!」とぺこり。
そして
顔を上げた時の
照れくさそうな
でもすっごく嬉しそうな
とびっきりの笑顔。
涙が出そうだったよ~。
おめでとう。 本当におめでとう!
先日、迷いに迷ったまま日記を終えた白いスーツ。
この度 無事我家へやってきてくれました♪
たかが『スーツの購入』でしたが、
ここへ辿り着くまでかなり長い道程がありました。
私としては記念に書き留めておきたくなるほどの
ハプニングの連続だったのです。
で、ここから先は、多分私以外の方には
あまり面白くありません・・・
時間と心に余裕がありすぎる方だけ
ご一緒していただければと思います。 m(__)m
【第1章 押された背中】
3月15日―
あれから何軒のお店を見て廻っただろう。
20軒・・30軒くらい?
時には隣の市まで車を走らせて(もらった)。
でも、やっぱりあれを越えるスーツはありませんでした。
デザインは似ていても、素材が・・・シルエットが・・・
これは今年は諦めなさいっていう事なのかな。
と思い始めた時です。
ある友人から「買っちゃえ~!」メール。
あまりのナイスタイミングに嬉しくなった
私の心はあっさり決まりました。
【第2章 こじれた糸電話】
3月16日―
日曜は仕事の都合で遠くまで出かけられないので
お店が入っている百貨店へ電話をする事に。
総合案内の美しい声のお姉さん、1コールで登場。
「2階の J というテナントさんに回して頂きたいのですが・・」
「承知いたしました♪」 (待つこと15秒)
「お電話変わりました。
2階ティーンズコーナーでございます♪」
・・へっ!?ティーンズコーナー?(@_@;)
いささか動揺しつつも、
「あ、あの~ J というテナントさんに繋いで頂けますか?」
「承知いたしました♪」 (待つこと15秒)
「お待たせいたしました。 J の××でございます♪」
「あ、すみません。御社の、これこれしかじかのスーツの
お取り寄せをお願いしたいのですが・・・」
「これこれしかじかですか・・・
えっと、少々お待ち頂けますか?」 (待つこと3分)
「大変お待たせ致しました。
あのぉ・・・大変申し上げにくいのですが、こちらでは
そのようなデザインのスーツは扱っておりませんが・・」
「えっ・・・(@_@) 」
(ここで必死でスーツの飾ってあった様子を解説すること5分)
「分かりました。あそこに展示されていたスーツですね。
ではどこのブランドの物か探して、担当から折り返し
お電話させるように致しますね♪」
「あ・・・あじがとうごじゃいます・・(;へ:)」
感謝いっぱいで電話を切って、よくよく考えてみると
J は、そのスーツをみつける前に覗いたお店でした。。。
ごめんなさい~~~ m(__)m
【第3章 玉砕】
それから1時間後―
待っていた電話が鳴りました。
「恐れ入ります。 A の××と申しますが
もぶ様はいらっしゃいますか?」
「は、はい!もぶは私です!!
すみません、私間違えてたみたいで・・・」
「あ・・・間違い・・・」
「ええ、本当に失礼しました」
「いえ♪・・・では、失礼致します♪」
ガチャ・・ツーツー・・・
え・・・・・き、切られた・・・・? ( ̄□ ̄;)!!
違う、違うのよ~!
この電話は間違いじゃなかったんだよ~(ToT)/~~~
この後、もう一度百貨店の代表ダイヤルに電話する
勇気を振り絞るまで、約1時間悶々とすることに。
・・・しかもブランド名の A が思い出せない・・・
【第4章 不死鳥の如く】
やっぱりご縁がなかったのだろうか・・・
すっかり弱気になった私。
でもここで諦めたら、あのスーツは手に入らないのよ!
がんばるのよ、もぶ!!
勇気を振り絞り、受話器をとりました。
今回も1コールで綺麗な声のお姉さん。
「えっと・・・2階のティーンズコーナーへ回して下さい。」
「はい♪ 2階のティーンズコーナーですね♪」
(待つこと15秒)
「お待たせ致しました・・・」 (あ、さっきと同じ人だ!)
「あ、あの~実は先程もお電話した者ですが
ア・・・ア・・・」
「A でございますか?」
「そ、そうですっ! A へお願いします!!(ハァハァ・・)」
「承知いたしました♪」 (待つこと1分)
「お待たせ致しました。 A の××でございます。」
ここでようやくスーツの照合・取寄せ依頼を
する事が出来、在庫の有無を今日中に
連絡して下さるということになりました。
な、長かった・・・・・(;へ:)
【第5章 ラストスパート】
なかなか電話は来ませんでした。
夜の仕事も終わり、子供達とお風呂に入っている間に
ようやく来たその電話に出たのは、夫。。。
お風呂を上がって部屋へ行こうとすると、夫が
「今 A ってとこから電話あったぞ。
在庫今のところまだないから、明日また連絡しますって。」
「ありがと!」
明日には在庫が分かるのね・・・♪
でもここまでくると、
もうあってもなくてもどっちでもいい気さえしてきました。
その位、全力で闘い終わった後の
スポーツマンのような爽快感があったのです。
【第6章 実はじぇんじぇんラストじゃなかった】
3月18日―
来ない・・・・
昨日かかってくるはずの電話が、まだ来ない。
この百貨店のお得意様(?)である義母に相談すると
「電話してみな!」とひと言。
もうお聞きすることもないと思っていた声綺麗のお姉さん。
今日も見事に1コール。プロだなぁ~
さぁ、今日の私は違うわよっ。
ティーンズコーナーなんて言わないんだもん!
「2階 A お願いします。(きっぱり!)」
A に繋いで頂くと、あいにく××さんはお休みでした。
たまたま電話口に出られた△△さんに
事と次第を説明すると
「大ッ変申し訳ございませんでした!!」
と、こちらが恐縮するくらいの平身低頭平謝り。
取り急ぎ在庫の有無だけ折り返しご連絡下さることに。
15分後。
東京に在庫発見、明日発送とのこと。
良かった~!!
・・しかし。
こんなに早く在庫って判るものだったの・・・?(゜o゜)
この辺りから、私、段々疲れてきました。。。
【第7章 怒りの襲来】
3月19日―
またしても入浴中の電話でした。
受話器をとったのは義母。相手は A の××さんでした。
商品が入荷されたというお知らせの後、
徐々に風向きが変わってきたそうです。
××さん曰く、
「私は男性の方に(←夫)2~3日の内に
ご連絡しますと申し上げたはずです。」
その後怒りがこみ上げてきたのか、××さんの口調は
ますます強くなり、よりによって義母に向かって
「もぶ様へかなっらずお伝え下さい。
失礼ですが、お名前をお伺いしても宜しいですか?」
と、言い放ったそうです・・・・ (@_@)
接客業のプロである女将・・
義母は、電話口でこそ静かに対応したようですが
お風呂を終えた私にくどくどくどくど・・・
「しかし○○百貨店も落ちぶれたわね~
若い人向けのテナントの店員さんて、あんななの!?」
終いには
「もぶさん、(○○百貨店の)外商のWさんに”家までスーツ
持って来て”って頼んであげるから、あんな店員さんの
いるところにわざわざ出かけて行かなくてもいいわよっ」
げげ~(@_@;)
どどどうしよう~~~大ごとになってきたよぉ~
元はといえば 夫か私の聞き違いから××さんに
ご迷惑をかけたのだろうし、あんまり角が立つことは
したくないなぁ・・・
でも、確かに××さんに会いづらい・・・
ああ~もう困ったよぉ!!!!
【案ずるより】
3月24日―
忙しい週末を終え、義母の説得も終えて
○○百貨店へやってきました。
もう一度試着もしたかったし、やはりきちんと
××さんにも謝りたい。
ところが、××さんは今日もお休みでした。
代わりにいらしたのが、平謝りをして下さった△△さん。
私があの時の電話の相手と知ると、
またしても「申し訳ございませんでした~!」の嵐。
こちらにも行き違いがあったこと、
××さんに呉々もよろしくお伝え願いたいということを
必死にお話して、お互いようやく安堵の笑顔になりました。
良かった・・・・
さて、試着したスーツ。
私の頭の中で記憶していたよりもずっとシンプルで、
”あれ・・・?(^^;) ” というのが正直な感想でしたが
長く着るにはちょうど良い!と満足して無事購入しました。
長い長い
White Suit 物語(ノンフィクション)でした。
【おまけ】
A のお店に辿り着く手前に
例の J のテナントがありました。
と、誰かが私に”おいでおいで♪”と手招きしてる。
??? と思いながらもそちらへ吸い寄せられて行くと―
こないだ一目惚れした、半袖ニットのアンサンブルちゃん!!
可愛いからすぐ売れちゃうだろうと思っていたのに
私のこと、待っててくれたのね~(;へ:)
・・・・衝動買いしました・・・・
けれど車で待っている夫に、ようやく許可を頂いたスーツを
買いに来ての衝動買いがバレルのは、さすがに気まずい。。。
A の△△さんにわがままを言って、Jさんの商品をバッグごと
大きな手提げに入れて頂きました。m(__)m
車内で娘が「ママ、何買ってきたの~♪」
と、興味深々で手提げを開けようとするのを
「う、家に帰ってから~~~~!!」
と阻止するのが大変でした・・・
スーツのほとぼりが冷めたころ、
さり気な~くアンサンブルを着始めようと思います♪
皆さんも、春物たちの誘惑にはご注意下さいね!
(*^。^*)
春です。
忙しい春がやってきました。
春休みに入ったと思った途端
長男はスポ少のソフトの練習試合が始まりました。
という事は
毎週末の朝5時起きの
お弁当作りが始まったという事です・・・
娘の方は
1ヶ月を切ったバレエ発表会の
リハーサルがいよいよ本格的に。
まだ出来て8年目の若いバレエ教室。
今回の発表会は
3回目にしてようやく実現した
2000名収容の大ホールで行われます。
その為、先生の気合も最高潮で
昨日の会場を借りての通し稽古はかなりのピリピリムード。
しかも後半から舞台監督さんもいらして
子供達を決して騒がせてはならないとのおふれが・・・
そして、お母さんたちも空気を読んで
子供達の衣装のチェンジや舞台裏までの誘導に
速やかに走り回らなくてはならないのです。
昨年のミニ発表会とは全然違う・・・
この緊迫した状態が9~17時まで続き、
終わってすぐに帰宅して仕事に取りかかり
21時に子供達を寝かす為に寝たふりをして
そのまま爆睡―
今朝、鏡に向かって
「どちら様ですか・・?」と聞きたいくらい
寝すぎて瞼の腫れあがった私がおりました・・・(@_@。
これから
あと2回の通し稽古と
1回のメイク教室があります。
発表会当日はもっともっと大変でしょう。
体力つけて頑張らなくちゃ!!
そして
チビはいよいよ
幼稚園入園の日が近づいてきました。
長男が生まれてから10年と4ヶ月。
私のそばには
いつも3人の子供達の誰かが必ずいて
24時間
いつもいつも一緒だった。
そんな夢のように楽しかった日々がもうすぐ終わります。
私の人生の第4章に突入です。
チビが入園してしまえば
横を見ても誰もいない時間ができてしまう。
寂しいんだろうなぁ・・・
耐えられるかな、私。
なんて 少し前まではかなりブルーでしたが
今はこうやって
忙しく子供たちの行事に振り回されていること、
進級・入園の準備にドタバタと走り回っていること、
そんな風に春を迎えられている幸せを噛みしめています。
― 第4章も きっと楽しい♪ ―
彼岸の入りの今日、
いつもの様に義母が用意してくれた
仏壇用の花を持って
実家へ向かう。
風はちょっと冷たいけれど、いいお天気。
桃畑の地面に眼を向けたら
小さな小さな青い花が一面に咲いていて
きれい・・・
なんだか気持ちが浮立ってきた。
思いがけず、春のウキウキドライブ。
月曜日だから
だれもいないだろうと思っていた実家に
なんと弟がいた。
聞けば、軽い副作用が出たので
病院に戻るのを1日延期してもらったそう。
いつもは他の家族の目があるせいか
せっかく会えてもおちゃらけて終わってしまうのだけど
今日はお互い聞きたいことを聞けて
言いたいことを言えた気がする。
時間にしたらほんの10分。
でも、
今日会えてよかった。
がんばれ。。。 弟。
白いスーツが欲しかったのです。
チビの入園式用に。
立て襟で、ウエストを共布のリボンできゅっと締めて
スカートは程よくマーメイド。
ずっと思い描いていたそのデザインに
今日運命的にめぐり逢いました。
やっと逢えた・・!! \(ToT)/
私は
心ときめかせて値札を裏返し・・・
・・・・・
・・・・・な・・7万円・・・・・
欲しい。。。
独身OL時代なら、なんの迷いも躊躇いもなく
「これ、ください♪」
って、にっこり微笑みまで添えて買っていたよね。
『独身貴族』ってホントだなぁ・・
最初にこの言葉を言った人すごいよ。。。
などと心の中でぶつぶつ言いながら
まだ迷い続ける。
欲しい。
欲しいのよ。
でも
7万あれば―
崖っぷちで使っているテレビの
買替えの足しになる。
12年間ボロボロになるまで使った
夫のグローブも買ってあげられる。
ほら、
家族旅行のお小遣い分にだってなっちゃうじゃん!
このスーツを買って
チビの入園式で着て、次に日の目を見るのは
2年後の長男の中学の入学式。
それまでこのデザインは
”アリ”だろうか・・・
そんな私の心の内を察したのか
店員の可愛いお姉さんは
「これ人気で、もう品薄なんですよぉ~
スカートが売れちゃったので、
お取り寄せするなら1日でも早い方が・・・」
と、キュートな笑顔で追い討ち。
マニュアル通りの商法と分かっていても
「ええ~っ!や、やっぱり人気あるの!?どうしよ~!」
と、あわてまくって
チビと別な場所にいた夫に電話で事情を話す。
夫よ、どうか背中を押しておくれ・・・
「今日でなくても いんじゃね?」
・・・・・( ̄∇ ̄; )
結局、後ろ髪を思いっきり引かれたまま
家路に着いたのでした。。。
ああ・・・どうしよう・・・・