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2週間ほど待っていたベッドの空きが
ようやく出来たとのことで弟が再入院しました。
再入院とは言っても今回は治療の効果が
確認できているのでかなり明るい気持ちです。
けれど今日私と夫が病院に来たのは
弟に会うためではなく
夫の後輩のお見舞いに訪れたのでした。
弟のひとつ下の彼もまた、
弟と同じ病と闘っていました。
あまり詳細は知らないまま伺ったのですが、
なんと奇しくも弟と同じ科で同じ病棟だったのです。
ただ、GW前に弟が仮退院したちょうどその頃
入院されたらしく弟も全く知らないとのこと。
私はあまり面識もなかったので
病室には夫だけが行き、
その間せっかくだからと弟と義妹に
差入れの雑誌や文庫本を渡し
エレベーター近くの休憩室で閑談していました。
そこへ夫が後輩を連れてやって来ました。
ちょっと(本当はすごーく)ワルだった彼を
夫は何かにつけて面倒を見、いつも気にかけていました。
そして今の彼をとても心配していました。
「こいつ来たばっかだからさ、
悪いけど義弟ちゃん、よろしくね。」
と、頭を下げました。
お互い決まり悪そうに
ニヤニヤ笑っていた二人でしたが
翌日メールで弟は
「何回か一緒に話したよ。なかなかいい人だね。
入れ墨あるけどいい友達になれそうだよ(笑)」
良かった。
以前弟が言った言葉。
「がん患者は同じがん患者にしか
本音は言わないもんだよ。
オレもそうだし・・・」
さらっと言ったその言葉は重く重く
思い出すたびに私の胸にずーんと響きます。
弟も彼も
闘いは始まったばかり。
そしてそれは多分長期戦になるのです。
もしもできることなら
その闘いの合間に少しでも
お互い心をぶちまける相手になればいいな・・
と、今夜も姉は
ただ願うのでした。
あるのでしょうね。
そう思います。
話を聞いてあげることや励ますことは出来ても
同じ気持ちになって分かり合えるのは
やはり当人同士が一番なのでしょう。
今は夜8時に声掛け合って喫煙散歩に出かけてるらしいです。
・・・喫煙はどうかと思うんですけど・・・(^_^;)