♥ 威厳もなにもありゃしない

【若女将の威厳】

この時期、福島競馬開催に伴って
週末は競馬愛好家の団体様がいらっしゃいます。

久しぶりの仲間との集いに
ご夕食時の楽しいお酒も進みます。


さて、そんな良い気分で
食後の温泉から上がられたある３０代のお客様。
千鳥足で厨房の暖簾をかき分けて

「あの～オレどこに行ったらいいでしょう？へへっ」

隣の茶の間でみたらしだんごを頬張っていた私。
突然の訪問に慌てふためきながらも
悠然と、にっこりとお答えしました。


「あ・・・オレ様のお部屋はあちらですよ～♪」






【母親の威厳】

日に日にやんちゃに磨きがかかるチビくん。
今日はなんと本棚によじ登ろうとしています。

「だめだめ！これは置いてあるだけなんだよ～
　登ったりしたら本も棚もぜ～んぶ倒れてくるんだよ～」


しかし今日のチビくんは私の言葉など耳に入っていない様子。
お姉ちゃんに追い立てられてキャッキャと大騒ぎで
とうとう本棚の１段目に足をかけました。

さすがの私も声色を変えて怒鳴りました。
「危ないから降りなさい！！」って。

でも・・・慌てすぎて・・・



「ア、アブなさいっ！！」




・・・・・



運悪く、隣で夫が聞いていました。
すっごく嬉しそう。。。



案の定、それから何かといえば
「これっ！アブなさいっ！ねぇ、ママ？　ヾ(≧▽≦)ﾉ」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怒！！